「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは言うものの、先週今週と優位に試合を進めていたスフィーダさんからするとこの連敗は「不思議の負け」だったかもしれない。
強いて言えば後半ステラに追い風が吹いていたこと、スフィーダさんが引き分けで良しとせず最後まで攻め上がったこと、ステラが最後まで諦めなかったこと…後から考えればいろいろ出てくるが、この2戦は勝ちも負けも「不思議な」結末に見えた。
今節はスタメンの大半を先週までと入れ替え、コンディションもあっただろうがベンチ入りすらしないレギュラーも何人か居るなど、さながらトレーニングマッチの様でもあった。
カップ戦は5人まで交代できるためか（リーグ戦は3人まで）、展開が進むにつれ徐々にレギュラー組を投入し、最後には勝ち切るところが菅野監督らしいと言えばらしかった。
先発陣の練度連携はどうしても下がる面はあり――失点シーンは、ゴール前で奪われた選手がどうこうよりは周りのフォローが足りなかった様に見えた――いっぽうレギュラー組は交代後すぐに「持ち味」を発揮していて、さすがだなあと思うと同時に、そこに食い込んでいく事の難しさを感じた。
カップ戦は、グループリーグだけであと7試合ある。
各選手がどこまでアピールできるか、チームの勝敗とは違った観点で試合を見られるのもまたカップ戦の醍醐味だけど、女子の2部でそれが味わえるなんて、正直贅沢だよなあ。
今季はこれまで以上に、笑顔の似合うチームになった。
カップ戦ということで昇降格には関係ない試合なのだが、971人の入場者を記録。
ありがたいことです。
GK田尻選手の好守が光る試合であった。
同日、皇后杯予選を3-0で勝利したユースチーム、ドゥーエ。
来週は日体大サテライトが相手、勢いに乗ってどこまで行けるか。