チームのみならず、いろいろなものを結束する勝利だった。
「初戦は難しい」という言葉があるけれど、DFラインの真ん中2枚を新しくした（高木ひかり選手、長澤まどか選手）今シーズンも、見てる方までちょっとあたふたしてしまう始まりだった。
おそらくシーガルズさんはできるだけ早目に先制して、あとはしっかり守ろうとしていたらしく、素早いプレスからボールを奪い、ロングパスで裏への抜け出しを狙うシーンが何度も見られ、その都度GK田尻選手のファインセーブ（この人が第3キーパーだったというレッズレディースがあらためて恐ろしい）や、シュート精度に救われた。
向かい風、逆光、そういう要素もあり、しかしなんとか0-0で前半を終えられたのは幸いだった。
後半から投入された台湾代表パオ選手が左サイドで躍動し始めると、流れは一転してステラに。
48分に川島選手がゴール前の混戦から決めると、クリアボールをステラが拾うシーン、相手DFが振り切られるシーンが時間とともに増えていき、終わってみれば3-0の快勝。
他会場の試合も下馬評通りには行かなかったようで、年々戦力差が詰まってきているのを感じる。
ところでリーグ戦1,228名のチーム新記録を、シーガルズと分かち合えた事には意味がある。
ノジマステラ神奈川へのグランド貸与について（12.02.14）
横浜FCでは、株式会社ノジマ様が新設された女子サッカー部「ノジマステラ神奈川」の活動に協力する一環として横浜FC・LEOCトレーニングセンターの人工芝グランドを下記内容にて貸与することとなりましたのでお知らせいたします。
「ノジマステラ神奈川」とは今後も地元神奈川県の女子サッカーを盛り上げるために様々な協力をしていく予定です。
期間：2012年2月14日～6月下旬（予定）
場所：横浜FC・LEOCトレーニングセンター人工芝グランド
日程：原則毎週火曜日～金曜日、15時～17時まで
※祝祭日及び3月24日～4月8日を除く
クラブハウスもグラウンドもなかった初年度に、練習場を貸してくれたのはシーガルズを運営する、横浜FCだった。
ノジマステラ、８日に皇后杯サッカー３回戦、リーグ３位・岡山湯郷と対戦｜カナロコ｜神奈川新聞ニュース
ミニゲームで調整する河原崎（中央）らノジマステラ神奈川の選手たち＝ＬＥＯＣトレーニングセンター
グラウンドの完成が延びたので、結局それまでは保土ヶ谷のＬＥＯＣトレーニングセンターや、しんよこフットボールパークを借りて練習をしていた。
中国の故事に「飲水思源」、平たく言うと「水を飲むとき、井戸を掘った人を忘れてはならない」という言葉がある。
代表経験選手、大学トップクラスの新加入選手、外国人選手を揃え、1000人を越える観客を迎えるようになったチームの土台には、紛れもなく「井戸を掘った人たち」がいる。
勝利に湧く選手たちを見ながら、そんなことを思った。
試合後のハイタッチ行列は、いつまでも続いた。
観客数増加を想定し、この試合の応援はバックスタンドから。
予報がはずれ、春の日差しに恵まれた。
朝方は小雨交じりの曇り空。
会場設営をするのはU18ユースのドゥーエ。
アカデミー福島OGが4人に。
5年目のキックオフは、歓喜に包まれたスタート。
