【J1第16節】川崎0-1神戸【等々力/18,056人】

　さあ久々のリーグ戦負け試合だから言い訳が続くよ（笑）。

　どのチームもケガ人に悩まされる季節となりましたが、とりわけ今年の川崎は野戦病院さながらで、まだ復帰できないメンバーは以下のとおり。

DF5 ジェシ：左膝後十字靭帯損傷　全治まで約3ヶ月程度(4/18)
MF8 小宮山：左足関節遊離体、左足関節骨棘障害 の除去　全治まで約6～8週間程度(5/2)
MF30大島：左膝内側側副靭帯損傷　全治まで約5週間程度(6/7)
DF22福森：左ハムストリング肉離れ　全治まで約3週間程度(6/7)
MF18杉浦：左足首捻挫 全治まで約4週間程度(6/7)
MF23登里：左第四腰椎横突起骨折　全治まで約8週間程度(6/9)
DF2 伊藤：右腓骨骨折　全治まで約3～4週間程度(6/28)

　ここで言う「全治」というのは日常生活に支障がなくなるまで、なのでそこから体を仕上げてチームに合流させて試合のできる状態に…と考えるとさらに復帰は長引く。
　これに加えてDF30森下とMF13山瀬もまだ本調子になってない…というわけでこの試合は今季加入の18歳（！）MF28田中淳一が左サイドバックで初先発初出場。控えのDFも24田中雄大ひとりという正にスクランブルな状況。
　これまで細かいパスワークと粘りのある動きで試合をつないできたのだが、神戸の西野監督は「川崎は短いパスを回す＝ロングボールで裏を取る事はない＝ラインを上げて前線からプレスを掛け縦のパスは間に割って切る」という戦術を取ってきた。

（川崎のゴールキック。赤線が神戸DFライン。もうハーフラインあたりまで上がっている。川崎の選手はこの状態で神戸DFを越えて向こうに行くとオフサイドになるので、いきおい自陣に収まるしかなくなってしまう）

　両チーム決め手を欠いてスコアレスドローかと思われたけど、神戸FW都倉（元川崎！）の冗談みたいなミドルシュートが決まって――冗談じゃなくスタジアムの空気が一瞬止まった――録画を見たらGK西部も反応していて内に曲がると思ってステップしたら外に巻いて入っていた。あれは取れないよなあ。
　個の力でちぎられた広島戦、ロングボールを打たれまくって中盤が空いたところを狙われた柏戦に続いて、「してやられた」試合であった。
　そういえば宮本のバイシクルシュートが決まったのも後半だった！等々力の神戸は後半に仕掛けてくるなあ。

後半ロスタイム、コーナーキックを蹴るケンゴ。得点には結びつかなかったが、このあと自らチームを鼓舞する拍手をしながら走っていく姿が印象的だった（聞こえたということは、メインスタンド側の声援がもうあんまりなかった事でもあるが…）。

来週からアウェー２連戦（清水、広島）。切り替えて行こう！

つ　おまけ

ハーフタイムの西城秀樹ショー。体調が万全でなかったのか、場内一周はオープンカーで。がんばれヒデキ、還暦まであと3年だ。

「マスコット大集合祭」（後述）に来てヒデキショーに狩りだされた川崎市自殺対策推進キャラクター「うさっぴー」（どういう趣旨で作られたんだろう…気になる）が時間内に戻りきれず、タンカ芸ならぬ台車芸を披露。

　というわけでいろんなゆるキャラとお姉さん大集合。

　手前の青いチアガールは、富士通の専属チーム「フロンティアレッツ」。

　tvkのゆるキャラ「カナガワニ」とからむ沖樹莉亜嬢。

　つきあいのいいモーヴィ（神戸マスコット）。

　フォーミュラ・ニッポンのレース告知でキャンギャルも現る。

　スタジアムを疾走する（！）ペトロナス・チームトムス2号車。操るは中嶋一貴（！）。

　ということで（別チームだけど）中嶋悟監督も来ていたりする（！！！）。
　「海外組」の先駆者に今のJリーグはどう見えたか。

　梅雨の合間の、すごしやすい一日でした。

　いつもの美容室はほんとうにアクセントのあるコメントをするねw

　世代別とはいえ15歳で代表選手になってイランに行く…ってちょっと想像つかないんですけど。カンテラの久保くんと一緒に川崎を助けてほしい（何年後だろう…）。