「わしらの選手たちはこの、ダンマク張りでひび割れた手を好きだとゆうてくれる。働き者のきれいな手だと」
そんなことをハイタッチの時に言ってくれたわけではないけれど。
記憶にないくらい4月頭の強風をものともせず（ついでに言うと、花見を我慢してでも）集まったステラサポーターの前で、選手たちは華麗なプレーを披露してくれた。
時折大人でも吹き飛ばされそうになる風が駆け抜けたギオンスタジアム、コイントスに勝った長野さんはあえて前半風下を選択。
後半に賭ける読み、しかし風は文字通りステラに吹いていく。
コーナーキックが直接入るのを、ナマで初めて見た。
前半8分、田中陽子選手の左足が浮かせたボールは、強風に煽られてそのままゴールネットに吸い込まれて行った。
https://twitter.com/gsxpcx/status/982604751522025473
トラブルで中継映像がないのが惜しまれる（あとで再アップしてくれないかなあ）。
この日の田中陽子選手はことのほか「キレキレ」で、囲まれても囲まれても見事な身のこなしでボールをキープ。
後半の場面では、タッチライン沿いで風で揺れる浮き球を肩でトラップしたあと直接足の甲に落としてそのままドリブルという、スタンド全体からため息が漏れるほどのうっとりとしたプレーも披露。
試合後のインタビューも必見。
さらに続いて新人田中萌選手の3試合連続ゴール（またもコースギリギリ）、カウンターで疾走する大野選手からのパスを受けて南野選手の2試合連続ゴール、さらに長野さん相手に5年ぶりとなる無失点での試合終了。
「ホクホク」という言葉がこれほど似合う日はなかった。
設営、運営を手伝ったユースも、いいお手本が見れた。
そのユースから昇格した、田中里穂選手の初出場を祝うダンマク。
また、ラインダンスやりましょう！
