なでしこリーグ２部第１２節 AC長野パルセイロ・レディース 6-0 ノジマステラ「それでもフットボールは続く」

試合展開に多少の違いはあれど、前半ほぼ互角の戦いから徐々に押されて失点を重ね、気がついてみればスコアは前回対戦時とまったく同じになってしまった。
あの日から「何かの間違いでは」と思いながらこの２ヶ月を過ごしてきたけれど、戦術を替え布陣を替え何度も練習を繰り返して、それでもこういう結果になったということは、どちらもスコアは何も間違っていなかったということでもある。

実に悔しい。

試合終了のホイッスルが鳴り、ゴール裏に来た選手たちは、みな固く唇を噛んでいた。
もっともっと、悔しかっただろう。

幸いなことに、ステラはまだ入れ替え戦対象の２位をキープしている。
今日行われた３位×４位対決が引き分けた事も大きい。
ここ２年、１部リーグとの入れ替え戦で２部が勝ち越したことはないが、それでも去年は勝ち点差１で手が届かなかった順位である。
３週間の休みを挟んで残り１５試合、まだまだやれることはあるはず。
勝っても負けても、喜んでも悲しんでも、フットボールは続くのである。

しかし、いいスタジアムだった。

バスツアー40人、その他のお客さんを含めるとステラサポは100人は来ていたのではないだろうか。
（ちなみに今日の入場者数は1,500人だった）

勝てなかったけれども、ガラガラのアウェー席を眺めて0-6のピッチを去るよりは、はるかに選手のダメージは少なかったと思う。

そういう意味で後押しをするのも、またスポーツを見る楽しみである。

街がこんなに後押ししてくれるようなチームに、成長してほしい。