満面の笑み、やり遂げた自信、見えてきた課題、それぞれがそれぞれの表情で迎えた週末の勝利。
センターバックの高木選手が代表戦、長澤選手はベンチ外、ということで若干ラインは不安定で、先制点も人数は足りていたが詰め切れなかったところをスコーンと撃ち抜かれる形で失点。
（なおゴールを決めた大島選手は、早大女子サッカー部出身で高木選手正野選手の同期です）
ジェンさんはコースを読んでいたが、ボールは伸ばした指先を越えてサイドネットに突き刺さる。
試合後の浮かない表情は、そのシーンを思い出していたのかも。
この日は後半の「飛び道具」パオ選手もベンチ外、ということでどう追いつくかと思われた後半、田中選手が先制点同様右サイドを駆け上がって技ありのループシュートで同点。
惜しいシーンは何度もあったがポストやバーに弾かれた攻撃がようやく形になったところで、菅野監督はそれまでCBだった石田選手を右ウイングに上げる。
いやいや先週2得点したからってそれはどうなんですかもう60分走り回りましたよと思った矢先、さらに走り回った石田選手がゴール前のこぼれ球を、本職顔負けの精度とスピードで叩きこんで逆転。
石田選手はチャントがガンダム（♪燃え上がれ～みなみ～）なので「相模原の白い奴」とひそかに呼んでいるのですが、まさにニュータイプに覚醒したかのようなプレーぶり。
これで２戦を残してカップ戦グループＡの1位通過が決定（たとえこれから０対１００で負けようが１位通過です…リーグ戦トーナメント戦とはまた違う勝ち星勘定を見守るのはおもしろくもあり、また難しくもあり）。
高木選手が戻ってくる次節が楽しみです。
さてその翌日は
大阪は堺市で、アヴェニーレ（U-15)が初参加する全日本女子ユース選手権1回戦。
雰囲気に飲まれないといいなあと思ってましたがどうしてどうして、落ち着いてふだんどおりのプレーを見せてくれて、仲間の大声援をバックに攻め上がる守りぬく。
前後半に１点ずつを決めて、相手チームの最後まであきらめないプレーにしっかりと向き合いつつ、2-0で見事な勝利。
チームの歴史に記念すべき1勝が刻まれました。
明日の2回戦は強豪「常葉学園橘」ですが、おもいっきりハジけてきてほしい。
