まったく勝手な思い込みだが、南野選手は愛媛戦だと気合が違う。
阿波の人間として伊予には負けられない、というプライドがあるかのように。
今シーズン7ゴール中3ゴールが愛媛戦。
この日も決勝ゴールを決めたのは、南野選手だった。
右側10番、接触プレーで痛んだ後、心配する愛媛の選手に応える南野選手。
いろいろ考えた末、新幹線で宇都宮入りとした。
車窓から気球が。渡良瀬で熱気球日本選手権が開催されていたらしい。
宇都宮到着。新幹線は3割ほどだった。
ポスターを彩るのは、声優の橘田いずみさん（宇都宮餃子PR特命アンバサダー）
路線バスに30分ほど揺られて、試合会場のカンセキスタジアムに到着。
手前の民家とのミスマッチ感が興味深い。
とにかく大きい。
少しピッチまで遠いが、第2競技場とサッカー専用コート3面があるというすばらしさ。
ピッチ練習開始
今日は久野選手がスタメン。奥は森田選手。
櫻本選手(手前）と田中選手。
大隅選手と石田みなみ選手(奥）。
手前左・川島選手、右・平田選手（こうして見ると似ているなあ）。
奥左。小林選手、右・石田千尋選手。
愛媛さんの方が、バクスタ応援団の数は多かったような。
ボールパーソンは宇都宮中央女子高のみなさん。ありがとうございました。
キックオフ間近。並び順ってどう決めてるんだろう。
先制。スルスルっとボールが裏に抜けて平田選手が見事に決める。
その後同点に追いつかれ膠着状態が続いたものの、松原選手の超高速ダイレクトパス（※）から南野選手がしっかりと決めて勝ち越し。
そこからは動きが活性化し、ひさびさに安心してタイムアップを迎えられた。
当たり前だけど、リードしていたらそんなに前目に人数割かなくていいし、なんとなれば10人でゴール前固めてもいいし、相手は攻めるしかないからカウンター狙ってもいいし、そのまま終われば勝っちゃうし、良いことずくめなんだなあ。
来季はそういう展開を、もう少し見たいと思った。
（※）と、結果的にはなったけどシュートぽくも見えたのであとでJFA公式ダイジェストを見ないとだ。
副審の走るフォームが素敵だった。
ボールホルダーにアタックする小林選手(17)、小林選手を信頼して相手の動きをチェックする石田選手(3)、中央とサイドの選手をマークする鈴木選手(19)、ラインをきれいに保つ福住選手(27)と北方選手(13)、最後尾でコーチングをする久野選手(1)。
上手く行ってる時の選手の動きは、幾何学模様にも似た美しさがある。
どちらのホームタウンからも離れてるとはいえ、1部リーグ同士の戦いとしては少しさみしかった。
これもまた、来季の課題である。
無事、タイムアップ。
「ほっとした表情」というのはこのことを言う。
愛媛ベンチとの対比も大きい。
バックスタンド挨拶後、メインに向かう選手、トレーナーのケアを受ける選手、おそらく守備の動きを話し合う選手。
来週、ここでまたこのメンバーの試合が見られる。
それが一番の喜び。
勝利を祝して、隣接する「とちのきファミリーランド」で豪遊。
さよなら宇都宮、また来週。
