蒸着！

最後の決戦シーン、コンバットスーツがきらめいて「チェイス！ギャバン」（新録）が流れる中、この30年の思いも脳裏に流れていたのだよ。

「もうすぐ高校受験なのに何見てるんだろうな～」とか、
「特撮抜けられないまま高校生っていいのかな～」とか、
シャイダーの劇場版見に行って「Wの悲劇は隣ですよ？」って窓口で言われちゃって悲しかったな～とか、
「さよならジュピター」前売り買って見に行って、「もう日本の特撮って世界から取り残されちゃうのかな～」とか、
デートで東映まんが祭行って「倉田てつを唄下手だな～」と憂鬱そうな気分になったりとか、
「もうシリアス路線で始めても数字取れねえんだからやめろよ！」と日曜の朝っぱらからプロデューサー気取りでテレビ朝日見てたな～とか、
それでも特撮を見ていた自分に、この映画はご褒美みたいなもんでした。

もう1回見るか、ブルーレイ買うかな。
最後の蒸着ポーズ、涙拭いてたからよく見えなかったんだよ。