大富豪同人物語：Web連載版

――例によって日曜の昼下がり。ベッドの上、半分死んだ眼の豪太郎（電話中）。
豪太郎「うん、そう。悪いけど今日の予定、全部キャンセル。先方には謝っておいたから。イリア君もこの際だからゆっくり休んでくれ。じゃ……ふわ〜。ここんとこ忙しかったしなあ。それに日曜日ごとになんだかゴタゴタしちゃって……とりあえずこういう時は、長風呂だな」
――自宅のジャグジー（３０ｍ四方）でくつろぐ豪太郎。
「いたたた……全身凝ってるなあ。最近マッサージも行ってないし。できたら泊まりがけで温泉でも行きたいところだけど、そんな暇もしばらくは」
謎の声その１「温泉？」
謎の声その２「いま温泉って言ったねチミ？」
――ガチャ（ドアが開く音）
豪太郎「はい？」
ねじ子「きゃーっ！きゃーっ！ドキッ！まるごと同人女だらけの入浴大会！ポロリはあるの？あるの？」
ぷぢ子「だからつるぺた野郎にそんなコボすもんあるかってーの！おっと、豪さんのポロリならオレ様構わないぜガーハハハハ！」
クリス「あいかわらず大人は汚いなあ」
豪太郎「あのー、お三方？」
ねじ子「あ、ごめんなさい。急におじゃましちゃって。最近なんだか豪太郎さんに迷惑かけてばっかりだったから、今日はお礼に水着でサービスサービス！（はぁと）」
ぷぢ子「このあとイリアも来るってさ！名付けて
『祝！ラブひなDVD未放映話収録のVol9発売記念ジャケットにある”ちょっとＨなシーンが含まれています。”って但し書きが気になるよバージョン・ペーパームーン製1/1しのぶフィギュアも上出来だぜﾊｧﾊｧ大作戦！』
ヒロイン！ロリ！お姉さま！そして不詳私めは守銭奴！あとでおねだり聞いてね豪太郎さま！これでカタブツがいりゃあ完璧だけど、同人女でカタブツってぜんぜんシャレにならないから呼ばなかったよガーハハハハ！」
豪太郎「はぁ……とりあえず、俺はタオルしか巻いてないしそっちはそんな格好だしで、落ち着かないんだけど」
ぷぢ子「男同士なんだからそんなこと気にするなよ！」
豪太郎「違うと思う……」
ねじ子「見て見て！思い切ってハイレグにしてみたの！」
豪太郎「……はみ出てるよ」
ねじ子「いやあねえ、ワンポイントよ！これでカレの目線はく・ぎ・づ・け！」
豪太郎「悪い、頭が痛くなってきた」
クリス「たいへん！湯当たりだわ！すぐ手当しないと」
豪太郎「……できたらそっとしておいてくれないか？（静かで強い口調）」
イリア「（無視して入ってくる）なんで私がおば……はるかさんの役なの？」
ぷぢ子「おおすげえっ！いま風呂の水あふれまくったよな、乳の容積で！」
クリス「わ、私だって外国人の血が入ってるんだから、いつかは」
ぷぢ子「ムリするなムリするな、あそこまでになるには相当揉まれないとダメだぜ！おっと今のは社会の荒波に揉まれるって意味と、乳をワシワシ揉まれるって意味が引っかけてあるんだよガーハハハ！」

>豪太郎（薄れゆく意識の中で）「……俺『シスプリ』って『シスタープリズナーNo.6』の略で、あの島から脱出しようとする主人公の戦いが、毎回見れるかと思ってたよ……池田憲章さんの解説つきで……」