大富豪同人物語：Web連載版

――作者もすっかり忘れていましたが、ぷぢ子さんは秋葉で行き倒れた老人を助けて、１千万円をゲットしていた設定がありました。このたび塩漬けをやめるそうです。

ぷぢ子「というわけで金利もまたまたゼロになっちまうしで、有効な使い道を考えるわけよダイアナ」
ねじ子「誰がダイアナやねん。しかし１千万かあ。なにかやれそうで、やれない額だよな。ちょっと家は買えないし」
ぷぢ子「車買ってもなあ。搬入がラクになるけど、あたし酔うんだよ」
ねじ子「同人誌の売り買いに使うのは？」
ぷぢ子「あ、それ最後の手段。キリ、なくなっちゃうから」
ねじ子「ん〜１個１４８円のペヤングなら、消費税を含めて６４３５０個買えるのねん」
ぷぢ子「２１世紀になったらペヤング算やめろよ！だいいちオレ様カップ麺は１００円ショップでしか買わねえ」
ねじ子「いっそアニメ作るってのはどうだ」
ぷぢ子「１千万で？へたれ深夜枠に３０分１話作ったら終わりだよ」
ねじ子「ちなみに『となりの山田くん』なら２６秒ほど作れるな」
ぷぢ子「人生の役に立たないことなら本当に詳しいねえ……」
ねじ子「ヅカのチケットを１千万円分」
ぷぢ子「あれはお金があればどうだっていう世界じゃねえんだよ。むしろ今のいけすかねえ理事長の暗殺を依頼……おっと。だいたいゲットしても土日しか行けないぜ」
ねじ子「それだよ。よく考えたら１千万って、あたしもあんたも真面目に５年も働けば手に入る額じゃん」
ぷぢ子「裏を返せば遊んで暮らそうと思ったら、今のレベル×５年しか持たないわけだ。１千万は」
ねじ子「むなしいねえ」
ぷぢ子「むなしいねえ」
ねじ子「１千万分トトかロトでもやって、１億目指そうか」
ぷぢ子「いっそパーッと使っちまいたいねえ」
ねじ子「こういう時♂はいいよなあ、酒くらって女はべらせるって手があるから」
ぷぢ子「あとはちんこでもこすってもらえば、心底スッキリだしなあ。ああ、むなしいねえ」
ねじ子「むなしいねえ……それだ！」
ぷぢ子「こすってもらうのか」
ねじ子「バカ、はべらせんだよ男」
ぷぢ子「それも手慣れたホストじゃなく、もっと青臭いのがいいなあ」
ねじ子「どうだろう、聖コスプレ学園の男版。ガクラン姿の男どもが、シナリオに沿って着替えたりメシ食ったり宿題見せあったり、童貞ならではの妄想に満ちたくっだらねえエロトークしたりする姿を、別室のペントハウスでガウン姿にワイングラス片手でモニター越しに眺めるというのは」
ぷぢ子「お、いいねえ！２００万くらいあればできるんじゃないか？」
ねじ子「会員制にして定期的に開くっていう手もあるな」
ぷぢ子「たまらん気分になってきたぜ！うふふふふ」
ねじ子「うふふふふ」
ねじ子＆ぷぢ子「うふふううふっっふううふふふふううふふふふううふう……ハァハァ」」