トゥトゥーラの島

▼秋月ねじ子（２０代後半）三石琴乃
　世界一、カネとヒマに恵まれた同人女。自称「引き分け組」（これまでの人生と相殺して）。夫の豪太郎は多忙だが、その方が原稿がはかどるので別に気にしていない。ふだんはアニメショップ「マニアメイト」でバイト。１日に３回は店長と鼻歌合戦を繰り広げているので、客からは気味悪がられている。
→マイベストシネマ：「キャプテン翼　あやうし！全日本Jr」「ミザリー」
▼秋月豪太郎（ねじ子より１歳上）置鮎龍太郎
　世界的ＩＴ企業「アキヅキ」の若き総帥にしてねじ子の夫。ねじ子とは同年代だが、子供時代はほとんどアニメやマンガを見られなかったので、昔話にはついていけない事が多い。
→マイベストシネマ：「マイ・フェアレディ」「００７は二度死ぬ」
▼浅茅不二子（三十路ちょっと過ぎ）林原めぐみ
　通称ぷぢ子。男気あふれる同人女。秋葉原の家電ショップ「ダイナマイト電器」勤務。年下のフリーター彼氏を、なんとかしてアキヅキグループにコネで入れられないか画策する日々。
→マイベストシネマ：「さよならジュピター」「ゴジラ（沢口靖子が出ているもの全部）」
▼イリア・ビットマン（３０代半ば）榊原良子
　豪太郎の有能な秘書にしてドイツ系コスプレおたく。最近、スーパー巨乳人２へ進化。アンリ王子とは両家公認にまでなったらしい。
→マイベストシネマ：「鷲は舞い降りた」「ラブキャンプ７」
▼アンリ・クラインバルト（１０代後半）進藤尚美
　欧州の小国「クラインバルト公国」の第七王子。破綻寸前だった国の財政をおたくパワーで立て直し、現在の肩書きは「クラインバルトの街並みを保存する会」会長と「クラインバルトＴＶ」特別レポーター。
→マイベストシネマ：「ニュー・シネマ・パラダイス」
▼海老沢真理子（３０代後半）勝生真沙子
　ゲーム会社ジオテックに勤めて１０年、いつのまにやら専務取締役（！）。アルフィーの高見沢の大ファンで、毎年有給をやりくりしてはコンサートに出掛けている。私服は主にピンクハウス系。
→マイベストシネマ：「レンズマン」「生徒諸君！」（注．高見沢俊彦の作った主題歌のみ評価）
▼リチャード・ヤン（４０代後半）伊武雅刀
　世界的ＩＴ企業「ヤン・グランドカンパニー」の創業者。商才はあるのだが極端なまでに他人を信じないため、知らないうちに墓穴を掘るタイプ。
→マイベストシネマ：「Ｍｒ．Ｂｏｏ！シリーズ」
▼美麗（メイリィ）（２０代半ば）冬馬由美
　ある時は中華レストラン「上海亭」の店員、またある時は謎のエステティシャン、しかしてその実体は……神出鬼没の戦うメイドさん。
→マイベストシネマ：「少林サッカー」
▼マーサ（年齢不詳）池田昌子
　本名不明。ねじ子のメル友であり、豪太郎の母でもある女性。わけあって隠居生活を送っているが、配下の人間を使って影ながら二人を応援している。 本人は常識人のつもりらしいが、やっぱりどこかがおかしい。
→マイベストシネマ：「ローマの休日」「銀河鉄道９９９」